● 住まいと健康 住まいの性能が上がって何が悪いの?3 ● vol.11
住み心地が良くなるのに何が悪いんですか というお話のつづき
前回、街全体がフタ・・・という内容をご紹介しましたが、これは社会と自然を遮断しているとも
言い換えることができます。
このことは住まいにも当てはめることができます。
基礎や構造など住まいの幹をなす部分の向上、これは大歓迎すべきことです。
地震などで簡単に崩れてしまっては困りますからね。
では住まいの何が影響しているのか。これは建物の密閉化が進んだことです。
建物の密閉化が進んだことで、すきま風等がなくなり暑い寒いをあまり感じなくなり、
雨漏りの心配も少なくなり、一見いいことが増えたように見えます。
また建物の構造も、より一層の密閉化を図り、作業の効率をも図るため、従来の
柱、梁で組み立てていく在来工法ではなく、工場で製作した壁を現場で組み立てていく
2×4などに代表される壁式構造が増えてきました。
このような外界を遮断する高断熱、高気密住宅は、四季により気温、湿度の変化のある
日本の住まい生活に、安定した快適な状態をもたらすことができるようになったのです。
もっともこの快適な空間が、徐々にですが人のカラダを弱くしていくことになり、今までは
影響を受けなかったことにカラダが反応するようになるとは、だれも思わなかったのでしょう。
しかも高断熱、高気密住宅は空気の循環もなくなります。快適な密閉空間のウラに
汚れた空気、これこそが現代の住まいにおける一番注意すべき点なのです。
まぁそういうわたしも寒けりゃストーブつけるし、暑ければエアコンつけますからね。しかも
窓閉めっぱなしで・・・。

